2017/12/16-17 GPシンガポール(リミテッド)
2017/12/16-17 GPシンガポール(リミテッド)
2017/12/16-17 GPシンガポール(リミテッド)
海外GP楽しい。
GPシンガポール(リミテッド)行ってきました。

行きでトラブルもありつつ、
結果は12-3で15位。PP3点と賞金1000$。
PTまであと一歩悔しいようなって感じです。
2byeが欲しい。

1. 出発編
まずは事前練習。1週間前からリーグを3回ずつ回す。
シールドは0-5/3-2/1-4
ドラフトは3-0/3-0/3-0
と明暗分かれる感じに。
ドラフトはこの環境リーグと8ドラ全然違うのであてにならんなと思いつつ、立ち回りを検討しました。空いてる色を探して参入は早めに5手目くらいでってのが重要ですね。
シールドは大体カード足らないので多色できたらやる。できなかったら2色で一番カード取れる色やるかって感じ。でも全然勝てんしよく分からんまま出発。
今回は友人のあいあい(@aiaimtg)くんと一緒に行きました。

行きの空港でプロ勢がいっぱいいるなーと思っていたら飛行機で瀬畑さんと隣になり、ちょっと話しかけたさがあったもののタイミングを逸したため無意味に緊張してもじもじ。早々に寝て乗り継ぎの台北へ。

台北では搭乗ゲート近くで飯食ってたんですが、搭乗時刻と出発時刻を勘違いしており、出発時刻5分前にゲート行ったら「もう乗れません」と言われ立ち往生。
台北に放り出されチケットを探すと深夜便を発見。ホテルに到着時刻を電話で伝えたのち、チケットを購入し45000円の手痛い出費。航空会社のカウンターに行くと「18時までチケット取れるよ」って言われたのが17時50分でめちゃくちゃ焦りました。最悪台北で2日観光して帰るところだった。

結局深夜2時過ぎにホテルに着き4時間ほど寝て本戦に。


2. 本戦編

day1
シールド(写真1枚目の青白飛行アグロ)
R1 bye
R2 負け ××
R3 勝ち ○×○
R4 負け ××
R5 負け ××
ここまで一切いいとこなく2-3で早くも崖。事故るわプレイもヤバイわでダメダメでした。

R6 勝ち ×○○
R7 勝ち ○○
R8 勝ち ×○○
R9 勝ち ○○
やっとデッキの回し方もつかめて、息も絶え絶えながら6-3で初日抜け。

構築はガレオン船入れたのは頭がどうかしていたとしか思えない尖ったビートダウン。プール的に白は確定で、優秀な除去はほとんどなく、残り一色何にしてもパッとしなかったので上振れ期待で最も尖った青白にしました。色選択はともかく、21枚目以降のカード選択が下手だなと実感。
終わった後でTadaさんに見てもらったら白緑がまぁまぁデッキになっていて、なぜ構築時に検討すらしていないのかと思った。構築手順がまるで整理されてないので思考漏れが発生している気がする。今度から練習時はその辺も考えよう。
シールドは苦手だ。毎回構築間違える。

day2
1stドラフト(写真2枚目白赤ミッドレンジ)
R10 勝ち ○×○
R11 勝ち ×○○
R12 勝ち ○○
1-1で3つ上が軍団の上陸をピックして、僕の上は白やらなそうだったので白を固め取りしながら2色目広く受けてたら3パック目で稲妻の一撃が連続で流れて白赤に確定。白の点数上げ過ぎて低マナが不足したもののスペルと高マナ域が強くて2-1~3-0デッキでなんとか3-0。

2ndドラフト(写真3枚目の青緑マーフォーク)
なんと一緒に行ったあいあいと同卓。それどことが僕が上家での隣りあわせ。
R13 勝ち ×○○
R14 勝ち ○○
R15 勝ち ○○
1-1で下家のあいあいが軍団の上陸をピック。3-0したいので吸血鬼をやらせないように白か黒をかぶせるつもりでピック。青の流れがよかったので青を確定させながら白か黒の強いカードを摘まんでいると、白の流れが悪く、黒はカードの出がパッとしない感じに。1パック目でマーフォークが安く取れたので、青黒海賊と青緑マーフォークを受けながらピック。青のどちらでも強いところが取れていたので決断が先延ばされ2パック目の後半でマーフォークに舵切り。12手目で1/1/1のデルバーが取れたりして凄まじいアグロができました。


というわけで2日目は6-0。
2-3からの10連勝でトータル12-3の15位でフィニッシュ。
1000$獲得でした。

シールド苦手だしオポの関係もあるので2bye欲しい今日この頃。


アジアGPはプレイヤーのレベルがそれほど高くないらしく、また下位卓だったこともあってかかなりドラフトやりやすかった。
両ドラフトでとも1-1で両面カードの軍団の上陸を周りが剥いて、ドラフトが読みやすかった。以前リミテPPTQ抜けたときもそうでしたが、両面ありのドラフトは結構得意な気がします。

スイスラウンド終了後は飛行機まで時間あったので決勝ラウンドの観戦してました。特に、いつもデッキの最後の数枚を間違えるので、その辺を意識してデッキ構築に張り付いてました。楽しかった。そしてやっぱ僕とカード選択違った。。。何が正しいかはともかく考える材料にしたいと思います。


あと決勝ラウンド中プロ勢が6ドラやってるの見てうらやましかった。
GPの空いた時間に人を集めてドラフトしたりしたいです。って前もこんなこと書いた気がします。


帰りのチャンギ空港でサマランさんを介して瀬畑さんと顔を合わせました。話を聞いたら行きの飛行機では僕らがいなくて添乗員さんもちょっと焦ってた模様。悪いことをしました。せっかくなので二人と写真を撮ってもらってほっこり。瀬畑さんに「いつも放送見てます」って言うの忘れてました。いつも放送見てます。

そんなこんなで月曜朝東京着。
楽しかったGPも終わって日常に帰りました。

~完~


ちなみに今回の収支ですが、
GP参加費 -8500
ホテル -7200
WiFi -1100
食費その他 -15000
航空券 -35500
航空券(追加) -44000
賞金 1000$=+112000
でほぼプラマイ0でした。耐えた。


それでは今週末はラストサン。レガシー初挑戦がんばります。
みんな教えてください。
お久しぶりです。

しばらくマジックご無沙汰だったんですが、やっと余裕ができたので再開しました。
早速先日12/3の晴れる屋ラストサン予選(スタンダード)に出てきました。
結果は5-2でまぁそこそこといったところだったんですが、
オポが高くて8位でギリギリ予選通過しました。
7回戦で当たった人のうち3人抜けてました。

今季初スタンでも勝てちゃう赤単は強いなと思いました。
ぶっちゃけめちゃくちゃミスしたしそれでゲームも落としてるので、
単に運が良かったです。構築もよくないし。勝ったの全部2-1ですし。

なお翌週のPPTQは0-2ドロップしました。

R1 後 ×○○ エスパートークン(tブラスカ)
R2 後 ○×○ ティムールエネルギー
R3 先 ○×○ エスパーアプローチ
R4 先 ×○× 赤単
R5 先 ○×○ ティムールエネルギー
R6 後 ×× 赤緑ケンラ
R7 先 ×○○ スゥルタイエネルギー

いっぱいミスしましたが最後のゲームはハンド読み切りで勝ってちょっと気分良かったです。
総じてボーラットで引くタイミングが常に難しかったですね。

赤単同型は相手のデッキがメインにラスヌーのヘリオンと暴力の激励の入った振り切れた構成で面白かったです。暴力の激励はあんまり良いカードだと思ってないですけど、こういう構築なら悪くないですね。予選抜けていたのでリストは晴れる屋に上がっているはずです。


赤緑ケンラにはメインで顕在的防御をケアしなかったせいでイカれました。
イカしたデッキだったのでリスト見てみてください。こちらの方も予選抜けていたので晴れる屋に上がっていると思います。


今回は手元にハゾレトが3枚しかなかったため3枚なんですがカードが強すぎるのでやはり4枚が良いですね。ただチャンドラはサイド後まで合わせて2枚が限度かなと思いました。うまく使えてないだけかもしれませんが。


この環境のスタンダード非常に面白いので、環境名人戦も出たいですね。

スタンもやりたいんですが、
今週末はGPシンガポールでリミテッドやってきます!

来週ラストサンで未経験のレガシー回すことになりそうでやばいです。




京都、行ってきました。

先日発表されたプロプレイヤーズ・クラブの変更によりブロンズレベルなるものが突如として現れましたね。
僕はたまたまGPで6点稼いでいたため、今回はPT出場権を得られる13-2の成績を残すことができれば、ついでに4点入ってブロンズにもなれる、ブロンズになればRPTQ権利を確定できる、一石二鳥のチャンスということで、少し息巻いておりました。

しかし同時に、今回はかつてないほど練習できておらず、自信はゼロ。
当日もらったプールは普通からやや弱めで、大したレアもフィニッシャーもないが、除去はそれなりにとれるプールでした。

結果は1bye込みの5-4で初日落ち。

練習してないと大して悔しくもないということが分かりました。
これはいけない。
ふんわり参加し続けるようにはなりたくないですね。



デッキはメイン赤青、サイド緑多色のコントロールデッキ。
構築における最大のミスはメインで何もタッチしなかったこと。
特に今回はプールが基本的に弱かったため、どう構築しても低マナビートには分が悪かったので、レイトゲームを取れるよう意識した構築すべきでした。
あいまいな宙ぶらりんデッキを組んでしまったように思えます。


また、プレイング面も、毎回GPでは2回ほど重いケアレスミスをしてしまうのをどうにかしたいと常日頃思っていたのですが、今回もそれで2ゲーム落とし、1つはマッチを落としてしまいました。

ケアレスミスを無くすのってどうしたらいいんでしょうか。
そもそもMtGに限らずとも多いので根本治療したいところ。



この辺が改善されれば今回も2日目は行けたでしょうし、
運が上振れたときに13-2以上の成績を残すのには必要なことだと思いました。




さて、日曜はドラフトに誘っていただいたりフライトに出たりで久しぶりのリアルドラフト。
やっぱドラフト楽しい。一番好きです。
海外プロも大勢来ていた今回、本戦でやりたかった...

同時に思ったのはMOのリーグではやはり練習不足ですね。
8-4があったころはMO連打しながらピック譜検討でまぁまぁ伸びてる実感があったのですが、リーグになって以降はなかなか伸びを感じません。

ドラフトは練習会する機会作っていかないといかんなと思いました。


さてさて、運よく稼いだPP6点ももう消えることですし、
8月から心機一転頑張ります。
とりあえず気兼ねなく練習するために大学のあれこれを片付けたいです早く。
7/17 PPTQ(シールド)@板橋+雑感
7/17 PPTQ(シールド)@板橋+雑感
7/17 PPTQ(シールド)@板橋+雑感
事前のシールド経験はプレリ1回。
ボム環境と名高い今環境、
ドラフトの方が練習期待値高そうなので
(ドラフトの方が好きなので)
MOではドラフトをやってました。

写真のようなプールで、
メイン青赤、サイド緑青t黒
のような形で構築。
結果は初戦最終戦負けでの4-2でした。おしい。
プレイングが響いたというか青赤ってプレイがシビアで、
デッキが弱いのか自分が弱いのか分からなくなってきますよね。


さて、終わって、どろっぷくん(@1-3drop)との検討の結果、
メイン緑白t青が良かったと考えています。

ではなぜそこに構築時間でたどり着けなかったか考えると、
一見して緑白のクリーチャー陣が優秀で使いたかったものの
スペルが足りないため見限ってしまいました。

中速以降のぶつかり合いが多いこの環境では、
ボムは輝きを増し、確定除去の枚数はゲームを決めます。
プールを見渡してボムがない以上、
緑白のような中速ビートだと除去が一定数取れない場合
勝てないだろうと考えました。
その時に、色サポートの厚みを見落としていて、
除去をタッチに頼るという発想に至らなかったため、
緑白t青には至りませんでした。

逆に、除去等スペルが厚く取れる青はメインで使おうと同時に思い、
今回のようなメイン・サイドになっています。



【教訓】確定除去はタッチで嵩増しできる



メインに赤青を選んだ理由ですが、
(単に時間が足りなかったのもありますが)
シールドはボム環境とはいえ、
ドラフトで3-0狙えるレベルの速いデッキが組めれば
やってよかろう、と考えてました。

ドラフト練習した経験的に、今回の赤青は
2-1から3-0くらいしそうなので握りました。
ポイントは2マナ域(壁、2/1果敢)、
スペル(バウンス、タップ除去)、
そして砂かけ獣
と、非常にテンポの良いパーツが揃っていたことです。
マナカーブの歪みが難点で、
マグマスプレーか、3マナの強いパーツが取れれば花丸でした。

しかし、シールドはドラフトに比べてレアが使われやすい
(=レアをゲーム中に見やすい)ので、
ドラフトのデッキ評価を持ち込み過ぎるのもよくないですね。

青赤を使って落としたゲームは、
・白の3マナアンコのライフゲインで粘られて赤7/6/6天使に流された回。
・先手2ターン目ロナス最後の抵抗、4ターン目砂かけ獣のドブン。
・黒5/3/4絆魂を処理するも3マナのレア鏡でコピーされていかれた回。

の3回で、どれもレア絡みで強い動きをされた回でした。
これらもちょっとした引きの噛み合いやプレイングで勝てたし、
シールドデッキとしては及第点ですが
緑白ベースにした方が安定したでしょう。



【教訓】ドラフトでの評価基準はレアへの意識が低いので注意



速いデッキは低マナ域が5ターン目以降も役に立つか。
遅いデッキは高マナのたたきつけ合いを制せるか。

その辺を意識していきたいと思います。



今回はあまり練習できてませんが、
GP京都も頑張ります。
ではでは。
6/10 LCRPTQ晴れる屋
シールド UB ドコントロール

R1 P⚪︎⚪︎ WGtU 多色コン
R2 D⚪︎×× RB アグロ
R3 D×× BGtU ミッドレンジ
R4 D⚪︎×⚪︎RU ハゾレト
R5 D ×× UW フライング
R6 P⚪︎×⚪︎ BGミッドレンジ
R7 D ×× RBミッドレンジ

不甲斐なく3-4。
やりたくないコントロールをやらされるプール。リリアナや明日への引き寄せなどでリソース勝ちするドコントロールに。
リリアナ切って青白か、緑多色を狙える可能性のあるプールだったがどちらもトップ8いけそうになかったので、経験が薄くてデッキパワー未知数な構築にトライした。
フィニッシャーが弱かったため追放などで処理されると有利にしてから勝ち手段が見つからず相手のトップボムを待つだけになってしまった。
コントロールの経験不足で構築に難があったた気がする。土地の枚数とか。サイクリングする余裕ないので減らすべきだったとか。

コントロール系の戦い方。スペル選択・使い方など経験値が欲しくなった。レガシーかパウパーやるかな。
6/4 pptq@カードショップさくら(土浦)

普通の機体でPWP集めがてら参加

R1 P×× 4c機体
R2 D⚪︎⚪︎ ティムール霊気池
R3 D×× 黒単ゾンビ
R4 P⚪︎×× 白黒ゾンビ
R5 D⚪︎×⚪︎マルドゥ機体

トータル2-3でおしまい!

めっちゃ機体多かったけど、誰に聞いても「今機体を使うべき100の理由」みたいなのは出てこなかった。
僕も一身上の都合により機体なら出れたので持ち込んだって感じで、

機体同型は命からがら
霊気池は普通に進むと普通に負ける
ゾンビは無理
赤緑系のビートもギデオン守れずしんどい。
更にトップメタ外の緑黒系も良くない

ということで僕の目には握る理は存在しません!

青入りで霊気池に強めの構成なら考慮できますが、
入れたらめっちゃ良いかって言われるとそこまで有利でもないので、
今回はやっぱ霊気池が板だったかなと。
マニラで話題のジェスカイ型は、
元々機体の黒いパーツが霊気池に全然要らない都合上、結構良いのかもしれません。

今期はあとはスタンあんまりないので、あとは名人戦だけ出るかも?
打撃体ワンパンするの好きなので打撃体竹槍ビートきめようかなって思ってます。

これからですが、来期のPPTQはモダンorシールド。
GPもシールドなので、
しばらくはリミテの鬼になる。

ということで来週はラストチャンスRPTQでシールド出ます。
去年ここで抜けたので今年も...!!!

GP神戸参戦録
Making Merfolk great again!
これはとある男の名言です。

こんにちは、やっさん(@yasutom_mtg)です。
今回はモダンで行われたGP神戸2017に参加して来ました!

前回・前々回と11-4でフィニッシュしており、今回は12-3のマネーフィニッシュか、あわよくば13-2でPT権利を目指しての参加でした。

初めに結果を申せば、二度あることは三度ある、ということで、再び11-4!
使用デッキはマーフォークでした。

構築などについては、僕の独創性2%くらいですが、
サイド1-2枚を除き満足しています。
そこを変えていればも1勝くらいあったかもしれません。

それでは、どのようにマーフォークを選び、
どのように戦ったのか、
つづっていきたいと思います。
90%くらい情です。

1. デッキ選択編(思い出語り編)

自称中級者でモダン経験の浅い僕ですが、モダンというフォーマットはデッキの種類が多く様々なデッキにチャンスがあり、自分のデッキをちゃんと理解して、あたり運さえよければ強豪にも勝ちうるのです。

ともすればまずはデッキ選択。
環境で一定の勝率を保てて、自分の力量、センスで扱えるデッキを欲します。

僕は主にリミテッド、特にドラフトを主戦場としてMtGに触れているので、マナカーブの整ったビートダウンでコンバットを仕掛けていくデッキを非常に好みます。

そんな都合の良いデッキが実際にあるのか?

みんな大好き筋肉魚、マーフォークです。

ロードによる実直なビートダウンに、優秀なEtB能力達、波使いというやり過ぎがちなフィニッシャー。さらに干渉手段としてのカウンター、という、非常に好みなデッキが環境で都合の良い位地にあったのです。

そう、僕はマーフォークが好きなのです。



時は遡り2007年、マーフォークと僕が出会った次元はローウィン。そこは部族たちが割拠する世界でした。エルフ、フェアリー、キスキン、ゴブリン、スリヴァー、そしてマーフォーク。様々な部族たちが戦っていたのです。
時々MtGで遊ぶようになった僕は、色んな部族デッキを組んでFNMに出ては、未来生物タルモゴイフにボコボコにされていたのでした。

それでも、部族の分かりやすいシナジー、小粒だったクリーチャー達が盤面に並び生じる凄まじいパワー、完全なるオーバーキル、ティミー的な喜び。そういったものに興奮して遊んでいたのでした。

時は流れ2015年、MtGを再開し、モダンというフォーマットに興味を持った僕は、モダンのデッキも一つくらい欲しいなー、ということで、調べました。
マーフォーク、モダン環境に存在していたのです。そこそこ優秀。
Tier1は張れないが、非常に丸くあらゆるデッキにチャンスがあるのです(ただし親和を除く)。また、当時トップメタであった双子コンボなどにも構成によってそこそこ戦えたのも強みでした。

僕は喜び、かつて愛したマーフォークのカード達を押入れから引っ張り出し、意気揚々とマーフォークを組み上げました。

しかし2016年、モダンから双子が禁止されました(やりすぎだった護符のついでにいなくなりました)。双子はパワーの凄まじいデッキでしたが、同時に環境の良心的存在で、禁止により様々なオールイン系のデッキが暴れまわりました。
(エルドラージの冬は割愛、俺たちは何も見ていない)

そして感染やSCZ、親和などの不条理なビートダウンが覇権を握るように。
マーフォークという部族デッキは、スタンレベルでこそ不条理系ブンブンビートダウンですが、2,3キルが時折発生していたモダン環境では遅いのです。そして構造上、相手の妨害に枠を割けず、立ち位置の非常に悪いデッキだったのです。

再び時は2017年。ギタ調の禁止により感染やSCZが事実上の退場。不条理オールインが減ったことによって再びマーフォークにチャンスが回ってきました。(親和は無理)

4月末の禁止改定ノーチェンジを経て環境が決定。経験の浅いモダン環境の中でも、マーフォークが最も経験値があった上に、マーフォークが好きで、マーフォークの立ち位置が理論上良いはずだと思っていた僕は、マーフォークを使えるかどうか、まず考えました。(99%の情と1%の理)(この時点で本心ではマーフォークに確定)

トップメタは皆さんご存知の死の影アグロ。SCZがミッドレンジバージョンにチューンされたものがベースで、ジャンド型やグリクシス型が一般的。相手のハンドを攻めつつボードをコントロールして、死の影が殴り始めると一瞬で勝ち、隙を見せるとティムールの激闘でトドメを刺す、パワフルなデッキです。

死の影アグロが勝つことで環境は死の影アグロに対応するように変化したようで、1マナのピン除去の採用が非常に増え、重いリセットの数は減るようになりました。横並びが売りのマーフォークには追い風です。

また、理由はなんかよく分からないけど、1マナのスペルが増えてチャリスが強いとかなんかそんな感じの理由なのか、スタンプレイヤーがパーツを融通しやすく参入しやすいからなのか、エルドラージトロンが環境の支配率を高めました。


よって僕が想定したトップメタはエルドラージトロン、死の影アグロでした。
この辺は世の中の共通認識だったでしょう。

マーフォークからするとエルドラージトロンは勝てる相手です。普通に殴り合うとこちらが速く、土地を攻めることも可能で、サイド後カウンターが刺さります。

また、死の影アグロとのマッチは非常に戦闘とライフ管理の難易度が高い相手ですが、僕の脳内では五分でした。
具体的にはティムールの激闘による押し込みが無ければ、相手のライフを詰めずに島渡りやメロウの騎兵によるタップ能力、波使いによる横並びなどから10点以上まとめて入れて勝つことができます。一方でハンデスと除去により空っぽにされてから死の影を出されると巻き返す暇がなく一瞬で死ぬため、噛み合いの要素が大きいです。
環境的にはピン除去が増えたことによってか、無駄牌になりがちなティムールの激闘の数が減ったリストが多かったので、これはマーフォークにとって追い風でした。

残るデッキには全般的に戦えて、特に昔から人気の高いクリーチャー主体のミッドレンジには速度差と島渡りにより有利に戦えます。青白コンやコンボなどが苦手ですが、サイド後はカウンターなどで頑張れますし、そもそも数が少ないので及第点。


トップメタには戦える。
他はトータル五分五分。
おっ?これはマーフォーク行けるのでは?

そう考え僕の理性も納得し、マーフォークに決定。


90%無理な親和は、ポジション的にはマーフォークと似たような理由で良かったと思います。マーフォークからすると親和には当たらないことを祈り、他のデッキが親和を駆逐することを祈ることしかできません。親和だけのためにハーキルの召喚術を4枚割く余裕はないのです。4枚取っても結構負けるのです。
親和はサイドをどれだけ取られるかが問題なデッキなので、1週間前だったらもっと強かったと思いますが、若干シェアを高めつつあるような気配が漏れたことでやや勝ちにくくなっているだろうと予想してました(願望)。
僕にできることはツイッターで親和対策を呼びかけることだけでした。

あとはアモンケットにより急速に勢力を伸ばしていたドルイドコンボは唯一シェアの大きいコンボで、厳しい相手です。


この辺を踏まえて、神決定戦前後からメインとサイドをカチャカチャいじって脳内テストをしていました。

ちなみにマーフォークというデッキはメインのフリースロットが6-8枚なので、いじる部分もそんなに多くありません。
サイドも墓地対策やカウンター、除去などのバランスをどうするか、という問題で、ある程度は自然に決まります。

ということで考えても分かんないことが多いので、そこそこのリストで実際に回して決めよう、という感じでGP直前の木曜日を迎えます。


2. 救世主現る。

木曜の東京MTGの平日モダンに出ていた僕はエルドラージトロンとグリクシスデスシャドーに敗北し心を痛めます。そのまま夜行で神戸に行き、金曜日朝から前日ラストチャンストライアルに出るのですが、ジャンドデスシャドーに当たり惨敗。

「こんなはずでは...」
勝てると想定していたトップメタ相手にことごとく負け、どうして良いかわからなくなってきました。

そして心の弱さからモダマスシールドに出て喜んでいた僕に救世主が現れます。

Nikachu「今週末のGP用のリストとサイドボードガイドを上げたよ!みんな見てね!僕は出ないけど!」


神か....

Nikachu(https://twitter.com/nikachumtg)とはYouTubeでマーフォークのMO動画を上げてるマーフォーククレイジーなカナダ人で、マーフォークでGPバンクーバー準優勝の実績があります。
彼が上げたマーフォーク動画は軽く3桁に上り(多分)、彼のマーフォーク愛は僕よりはるかに深く、彼のマーフォークやり込み度は僕よりはるかに高いのです。

タイトルの
Making Merfolk great again!
これはNikachuの、いや神のGPトップ8プロフィールの言葉です。


いつも動画で勉強していて彼のファンである僕は、その75枚に全てを託すのに躊躇いはありませんでした。

手元にあるパーツで少しいじって8構に出たところ3-0。メインボードに手応えを感じます。

夜、宿に帰りサイドプランを再検討、トロン系と罠の橋への憎悪から(99.99%情)、1枚だけ変更して74枚Nikachuのコピーで出ることを決意しました、、、、






が、荷物を漁ると統一された意思が3枚しか手元にないことが発覚し、登録前に買えなかったため、急遽もう1枚変更を加え73枚コピーで決定。ここで代わりに入れた1枚だけ後悔していて、また同じイベントに出るなら変えたいと思っています。

実際に用いたリストは以下のものになります。


GP神戸2017
青単マーフォーク

【メインボード】60枚
2 Cavern of Souls
12 Island
1 Minamo, School at Water’s Edge
4 Mutavault
1 Oboro, Palace in the Clouds

4 Cursecatcher
4 Harbinger of the Tides
4 Lord of Atlantis
4 Master of the Pearl Trident
4 Silvergill Adept
2 Tidebinder Mage
4 Merrow Reejerey
4 Master of Waves

2 Dismember
4 Spreading Seas
4 AEther Vial

【サイドボード】15枚
4 Relic of Progenitus
3 Gut Shot
3 Dispel
3 Unified Will
1 Kira, Great Glass-Spinner
1 Ceremonious Rejectionn

大体はNikachuのサイドプランを踏襲しているので、気になる人は以下のリンクをどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=vTwrb6DuDzw

僕は写真のように、このサイドプランをメモってサイドボーディングに使っていました。
字が汚いのは許してください。


元のNikachuのリストはサイドにキラと儀礼的拒否が入っておらず、はらわた撃ちと統一された意思が4ずつでした。
はらわた撃ちは、カンパニー系のデッキのマナクリ、エルフ、親和などへ対策でのサイドインですが、ハンドに溜まると弱いので個人的には3がちょうど良いと感じ、3にしました。元々苦手なマッチですが、ハンドに腐ってもそれはそれで負けるのが理由です。また、代わりに入れた儀礼的拒否は親和には入りますし、カウンターの数は最大勢力かつ得意な相手と考えていたトロン系への勝率に重要です。
想像ですが、Nikachuとしては緑系を重く見ていて、はらわた撃ちは相手の初動を抑えることを重視しているため初手に欲しいため4なのだと思います。本人もテストしきれず、はらわた撃ちの枚数は自信ないようです。

持っていなかった4枚目の統一された意思の代わりに入ったキラですが、これは本当に失敗だったと思っています。
キラは消耗戦の最終兵器とも言えるカードで、ジャンド系に特に強くなります。キラ→波使いの黄金ムーブは気持ち良さに脳みそが溶けます。
しかし消耗戦を仕掛けるマッチアップにおいてマーフォークはバイアルを抜くので、3マナはアクションとして重く、キラで守りたいカードを場に出すのに時間がかかるのです。そうすると勝つまでに1回除去から守ってくれるかどうか、という程度にしかならず、であれば2マナのマーフォークを出しながら構えられる払拭で良いのです。
しかもサイド後は相手に全体除去が増えるので、キラをプランの中心に据えると裏目がキツいのも大きな問題です。
キラを入れるのであれば、全体除去が無く、かつバイアルからマーフォークをテンポよく展開できるメイン戦で輝くカードであり、サイド後は抜くほどではない、という程度だったかなと。

キラの代わりに入れたいのはカウンターで、ソーサリーやプレインズウォーカー、アーティファクトに撃てる否認あたりが良かったかなと考えています。



3. GP本番編

というわけでようやく本番です。


R1 bye

R2 後手×○× クラシックジャンド

対戦相手は感じの良い方ではあったんですが、驚異的なスロープレイ(1ターン目ランドセットに30秒、などといった感じで行動していく)に注意を重ね、心苦しいなかまらも結局遅延をジャッジに見張ってもらったのに延長ターンまでもつれ込み「これは引き分けかー、くそー」と思っていたら雷光のヘルカイトが走ってきて3回殴られて負ける。
圧倒的に対戦相手に有利な盤面でもライフ3でボブをキープし続けていたのでそんなもん出てくるとは思わず目ん玉飛び出ました。
ゲーム自体はボブにアドバンテージ差つけられまくって敗色濃厚でしたが、相手のミス前提で勝ちを狙いに突っ込むべきでした。冷静さが足りず。
遅延行為はされてる側だけ精神的に揺さぶられるのでノー!
このゲームは試合時間だけは唯一対戦相手と共通のリソースを消費しているので、一方的に時間を浪費するのはダメです。

R3 後手×× 予言により(ガルガドンバランス)

開幕2連敗でいきなり崖っぷちへ...
サイド後先手2ターン目でバイアル引いて唱えるもピアスで弾かれたのが失策。ピアスはメインで見ていたので、2ターン目クリーチャー、3ターン目2マナ立ててバイアルで、相手の3ターン目に予言によりからバランスされてもバイアルが残るようにするべきだったか。実際には多分それしてても割られ手負けてた。


R4 先手○○ エルドラトロン

開幕2連敗で1階でプレイすることになり気分はサイドイベント!!
(今大会は上位2000人くらいが2階で、1階はバイヤーブースやサイドイベントの会場でした。)
当たりたかったエルドラトロンに先手を取れてひき殺して勝ち。
サイド後はカウンター構え続けて勝ち。
ようやく1勝が取れます。


R5 先手×○○ グリクシス死の影

2階に帰ってきたので、1階に戻りたくない一心でプレイ。
このマッチは手に汗握る神経戦。メインは激闘でいかれるも、サイド後は激闘されず。消耗戦を見越して抜いたのかもしれないが、先手番は残した方が良いです。消耗戦をしのぎ切って勝利。


R6 後手○×○ 5cドメインアグロ

1ゲーム目、貴族の教主、渋面の溶岩使い、タルモなど出てきて何のデッキかわからず。カンパニー系かなー?などと思って払拭とか入れてたら2ゲーム目ナカティル→ナカティル→トラフトと動いてこの世の終わり。
3ゲーム目は2ランドストップでイかれたかと思っていたところ、相手のパス連打で土地が伸びて波使い2枚まで繋がって耐える。


R7 先手○○ エルフ

苦手なエルフでこの世の終わりかと思うも、メインの潮縛り2枚を引きつつ、ブン回って1ターン差で勝利。
サイド後、はらわた撃ち×2,四肢切断,ロード,銀エラ,土地土地
という最強のハンドが来て勝ち。
Thank you, Nikachu!!!


R8 後手○×○ エルドラトロン

記憶にない。


R9 先手○○ クラシックアブザン

海を引けない中リンリン連打されてきつかったけど、潮縛りとメロウの騎兵で寝かせまくって勝ち。
緑系をメインから見たNikachuさん本当にありがとうございました。


開幕2連敗から6連勝で7-2。
もう1回6連勝するだけ、8連勝縛りのPTQよりは簡単!
と自分を励ましつつ2日目へ。

2日目の初戦ミスって負けることが多いので、
今回は気を引き締めていこうと思うも眠気で頭がさえず。
友人の「一人回しでもすれば?」
という言葉にやってみると目が覚めてきた。
マジックは麻薬。


R10 先手○×○ バントエルドラージ

変異エルドラージで波使いをブリンクしても波トークンが死んだりはしないので注意しましょう。ただただ増えます。
2ゲーム目はキッチンで粘られて爆薬貼られて負け。
3ゲーム目は爆薬で1度ロードを交換させてから、ロード、海、波使いと動いて勝ち。


R11 先手○×× グリクシスキキジキ (Bigmagicの朴さん)

メインはビートしきって勝利。
2本目はロードだけ永遠に引き続けて除去られ続けて負け。
3本目、レリックで相手を遅らせるもこちらにクロックが無く、終盤タシグルにイかれかけるもトップ銀エラから波使いで巻き返すも、最終的にタシグルの能力でアンガーが間に合い負け。むずかったけどめっちゃ面白いゲームだった。
2,3本目はハンドは良くなかったけど相手サイド後グリコンにシフトしてて除去祭りでハンド減らすと勝てなくて難しい。コラコマを払拭で弾きたかった。

比較的有利なマッチアップだが、やはり上手い人は上手い。
プロツアーの夢は潰えた...が、上手くプレイされて負けたので、
次につながる負け方だった。
あとは自身最高成績となる12-3を目指して残りをプレイ。


R12 後手○○ グリクシス死の影

サイド後、後手、1ランドのハンドにレリックがあり、
「どうせ消耗戦になるしハンデスされるし、序盤のクロック維持しても相手が死の影出しやすくするだけだし、1ランドでレリック出しとくのがが最強なのでは?」
と、天啓が舞い降りキープしたらハマって勝ち。3ターン土地引かなかったけど。


R13 後手○○ ナヤブリーチトラップ

初めて当たってよくわかんなかった。ロードが2体並ぶとエリシュノーンで死なない!


R14 後手○○ グリクシス死の影

3度目のグリクシスデスシャドー、慣れてきて気持ちも楽に。
相手が土地2-3で止まると動きが分かりやすいので勝ちやすい。
サイド後は死の影が3体並んで大変だったけど波使いが駆けつけて勝ち。

マネーフィニッシュバブルで最終戦へ。
頼む―、最後、エルドラージトロン来てくれーーーー


R15 先手×× 青赤ストーム

メイン4ターン目、サイド後レリックを乗り越えて3ターン目にストーム決まって負けで瞬殺。
生まれて初めてけちで分けた。めっちゃ考えたけど間違えた。



以上、3連続の11-4でフィニッシュ!!

今回のリストは上でも述べたように74枚は気に入ってます。特にメインのメロウ4、潮縛り2が強くて、デスシャドウなどのメロウで寝かせて勝つゲームが大変多く、潮縛りもただの2/2マーフォークであることも多かったですが、メロウ4取ってる関係上マーフォークスペルが多いこと自体が強かった上に、同時に緑系への耐性を上げれたのが強かったように感じます。


結果としてはフェアなアグロデッキに勝ってコンボに負けてって感じ。
コンボにもう少し耐性を付けたいですが難しい。
その点でもやはり綺羅よりもカウンターを足したかったなと思います。

13-2まで行きたかった。。。
無駄にPP6点も集めて何になるんだって感じです。
何か景品に替えてください。


さて、
これまで個人GP
3-3
5-4
5-4
5-4
11-4
11-4
11-4
と来てるのでそろそろ、今度こそ、流れ的に、13-2くらいしたいです。


というわけで次回はGP京都!最も好きなリミテッドで頑張ります!!
それまではPPTQとか出てると思います。




~きっかけ~

北京から帰国してそのまま大学に行った。

着いたら作業がたくさん溜まっていた。

メールを返して、議論を進めて、資料作って、

一息ついたところで冷蔵庫を開けると、

ビールが入っていた。




記事を書くしかないな、と思った。





~MtG的自己紹介~

小さいころ兄と少し遊んでました。(遊ばれてました)
ウルザあたりだったと思います。

その後タイムスパイラル~ローウィンあたりで思い出し、
曖昧なルールで友達とコモン構築したり、
コモンデッキでFNM出たりして喜んでました。

受験前に再びマジックから離れますが、
M13のプレリで友達と再開して、リミテで時々遊ぶように。

カジュアルにドラフトしたり、
リミテGPがあると旅行がてら遊びに行ったりしてました。

しばらくしてMM2のころに、
ドラフトをやりたくてMOを導入してハマり、

BFZ期は暇だったため、
MOでドラフトをやりこみ、構築も少しずつ触るように。

OGWから時々PPTQ等にも出始めるようになって

先日気付いたら海外GPにも手を出していました。



普段は東京~柏あたり、あるいはMOでマジックしてます。

競技イベントの雰囲気が好きなので競技によく参加します。

目標にしていた「GP2日目進出」「マネーフィニッシュ」は達成できたので、
現在の目標は「どこかでPTの参加権利獲得」です。

マジックは色々なフォーマットがありますが、
ドラフトが一番好きで一番得意です。

そんな感じで、ここではイベントに出たときの
取り組みや、結果、感想を書いたりしたいと思います。

僕は考えたことを言葉にするのが下手なので、
思考の言語化の練習にしたいなって思ってます。

ではでは。
GP北京感想
GP北京感想
GP北京感想
こんにちは。はじめまして。
@yasutom_mtgです。GP北京2017(AMKリミテッド)に参加したのですが、初めての海外GP、初めてのマネーフィニッシュということで、せっかくだから雑ですが感想文書きました。

①MtG編

練習はプレリ3回、MOリーグ3回、PPTQ1回
ドラフトをリアルで1回、MOで3回
あとは記事を読んでました。

この環境のシールドの印象:
 ・中盤の除去の信頼性が低い。緑ビートが強い。
  督励が強く、噛み合いデッキがかなりいける。
 ・白はタッパー、飛行督励が取れると強い。
  シールドだと白軸で強い機会は少なそう。
 ・青は弱い。4マナ以上の飛行を良くタッチ。
 ・黒はシナジーのお伴。
 ・赤は前のめり。組めたら2回り速くなり強い。
 ・アンコでは各種試練(特に赤)
  白・緑の碑が盤面を有利にする度が高い。

ドラフトの印象:
 ・白軸のビートが組みたい。
 ・コモンの平均的な質が高い白が板。
 ・GPはまだ環境理解度高い人が少ないだろうし、
 ・白を絞るのを基本戦略にしたい。
 ・緑軸は遅そう。緑多色は強そうだけど練習不足。
 ・サイクリング軸は経験値なくてやりたくない。
 ・赤のカルト―シュなどは安い割に強い。

中盤までの盤面の取り合いで押されると厳しいので、
2マナ以下のアクションが5枚欲しいですね。
いつものことですが。

出発直前にMO回したらシールド5-0、ドラフト3-0で好感触。



・ラストチャンストライアル
byeが無かったのでラストチャンストライアルに参加しました。
デッキはタッパー2枚、白神、赤のマンティコア入りの赤白ビートダウン。
4-0して、賞品と引き換えに最終戦トスってもらって望外の2byeゲット。
北京着時点では眠いしノーbyeだし空気悪いしで、
萎えてたんですけど急にやる気が出てきました。



・本戦1日目
プールを見渡すと4マナ以上のクリーチャーが3枚。
フライングも存在しなかったので、自然と序盤から押し込む赤緑ビートに。
その代わり4マナ以上のスペルは強めで、写真1のようになりました。
2-3と展開して、4ターン目以降は除去やバットリ構えで差し切りたい。

構築中は結構時間無くなって
「飛行に弱いな~」とか考えてたせいで異様に飛行ヘイトが高く、
「3マナで大体動けるしマナフラは許容できないなー」
などと考え土地15にしてしまいました。
実際は4マナは絶対欲しいしレアのファクトもあるので恐らく16か17で良くて、
サイド後は対飛行カード抜いてそうしました。

序盤動き悪かったり、盤面固まったりするとレア引かないと勝ち目が薄いので、
ちょっと厳しいかなー、4-3くらいかなー、といった印象でした。

結果は
2bye
R3 赤黒t緑 後手 ×○○
R4 赤緑t白 後手 ××
R5 赤白 後手 ○○
R6 緑黒  先手 ○×○
R7 赤緑  後手 ○○ (KJさん)
R8 緑黒  後手 ×○×
R9 緑青  ?? ○○ (スガヤさん)

で7-2と思ったより良かったです。
勝ち筋がちゃんとあるのでまだよかったですね。

土地15は流石に調子乗り過ぎだったのは明白で、
メイン戦はワンマリ3回にダブマリ2回と完全に咎められました。

また、+3/+1トランプルが2枚入ってる都合上サイドインしていた投げ飛ばしが非常に強くて、メインから噛み合い狙うべきでした。本当に反省。

負けた2つは両方緑軸の少し重いビートダウンで、
要するに今回のデッキはタフ5をなかなか越えられないんですよね。
5/5出たら大体厳しいって感じでした。



・2日目1stドラフト
1-1赤の全体3点から入り、
下に排斥や突風歩き、白カルトーシュなど流しまくってたので、
赤黒あたりを検討しながらホネツツキなど取っていたのですが、
1-6で3/2警戒を取って白が有力候補に。
1-9で白カルトーシュが帰ってきたことで、白に本格参入。
その後2-6でタッパーが取れたり、白のポジションは極めてよく、
2色目を赤と黒でふらふらしながら3-10くらいで黒にしました。
出来たデッキは写真2の白黒。2マナ域がもう1-2枚欲しかったですね。

R10 緑白 後手 ○××
R11 青緑 先手 ○○
R12 白黒 後手 ×○○

初戦にとんでもないミスをして負け。
1本目取った2ゲーム目。相手ライフ7でこっちに飛行クロックが7点あり、盤面は不利でハンド差もあり守ってられない状態で、
前のターンに排斥された4/4破壊不能天使と誤認して、+1/+1装備のついた有翼の番人を相手の4/4のアタックに差し出してました。
戦闘後相手に指摘され気付いた時には後の祭り。
そのままゲーム落として3ゲーム目はダブマリにドブンで瞬殺されました。

R12はMaster Pieceの「漸減」入りの白黒ゾンビで絶望しましたが、
事故などに助けられ勝利。

開幕からひどいミスして2敗ラインから転落して心が折れかかりましたが、
GP北京は人数も少なく運が良ければ12-3も一人くらいTOP8に入るかも?
ということで希望を捨てずに気を取り直しました。



・2ndドラフト
下家がBIGsのカワハマさん。
協調出来たら良いなーって思いながらスタート。
1-1はレアの媒介者の修練者(マナクリ)をピック。
1-2でアンコの活力の模範
1-3で採石場の運び屋
と取れたのでカウンターシナジーを軸を考える。
下には序盤赤黒を流してしまっていたが、
シナジー的には2色目は黒が良いのでどうしたものかと考えていたところ、
1-4で白2マナの療治の侍臣が来たので、
「これはこれであるな」とピック。
1-5で好戦的な巨口が取れて、
弱さからの脱皮などを取って1パック目を終える。
白はカードの枚数自体あまり見なかったので、
白の人数が少ない可能性があるなと思いつつ、2パックの流れが良く白に本格参入し、順調にカードをそろえる。
3-2で栄光をもたらすものが流れて来てしまい、
3-0したいし下は赤やりそうで天を仰ぎながらカット。
3-3で6マナのハイドラ、
3-4でロナスの碑が取れて神に感謝し、
出来たデッキは写真3。

R13 白青t赤 後手 ○×○
R14 青緑  先手 ○○
R15 赤黒  先手 ○××

最後は完成度が桁違いの赤黒ディスカードに完敗。
燃えさし角のミノタウルスが3枚出てきて、
ギデオンの介入引いたら勝つなって思ったんですけど引きませんでした。
最後勝ってれば16位以内入ってそうだったので悔しいですね。



結果は11-4で43位、賞金250ドルをゲット。
初めてのマネーフィニッシュで嬉しい半分、
運はかなり良かったのに色々下手くそで悔しい半分、といったとこです。

ドラフトは完全に練習不足。
シールドはデッキ構築が数枚違ってしまったり、
盤面固まったときの戦闘が下手だなと感じました。



②その他思い出編

・出発前北京の空気やばいなって話
 (https://twitter.com/yasutom_mtg/status/860107154501455872
 行くときは不安でしたし着いた時は絶望しました。

・日本と北京の空気の差はこんな感じ
 (https://twitter.com/yasutom_mtg/status/861909104335269888
 金曜の夜からは空気も普通になってきました。

・最初は不安でしたが会場に着いたら安心しました。
 マジックやってる空間の雰囲気は世界共通。

・一緒に行った@1-3dropくんがアグロで助かった。
 暇なときは会場の他の日本人に話しかけてたり、
 気付くとその辺の中国人においしい店聞いてたり。
 あのアグロさは見習いたい。

・タクシー初乗り200円くらいだし拾い放題。
 空港から中心街まで100元くらい。

・音声認識の日中翻訳アプリが便利でした。
 次は僕も入れていきます。

・飯が安くて美味かったです。
 結構高そうなとこで二人で1500円くらい。
 その辺の安いところなら半分以下だと思います。


全体的に空気以外は満足度高かったので、
次回またGP北京があったら行きたいですね。

というわけで次回はGP神戸。魚が殴りまくります。